まくり快勝で300勝

　小田原競輪場で開催されている第8回施設整備等協賛競輪「小田原城下町音頭杯（G3）」は、10月14に3日目が行われ、7レースで通算600勝を遂げた志智俊夫に続いて、8レースでは蒔田英彦（千葉・93期・S2）が通算300勝のメモリアルを飾った。

　「志智さんに比べたら2分の1ですけど」と、開口一番、控えめにコメントした蒔田。しかしながら、レースではゴール後に三本の指を立て、腕を突き上げて300勝をファンに熱烈にアピールした。
　「今年に入って苦労した。早く300勝の区切りをつけたいって思っていたんですけどね。（競走得点を）こんなに下げたのも久々だし、まずはそれを戻すことですね」
　8月の地元、松戸記念を含めて4場所足踏み状態だっただけに、2日目から連勝の蒔田は胸をなでおろす。5月のダービーでは2年ぶりにG1出場を果たし、大舞台の雰囲気を味わった。
　「G1は楽しかったし、まだG1に出られるようになりたい。（最終日は）久々の特秀なんで、まずはそこで頑張ります」
　最終日の特秀は地元の川越勇星に託しての番手回り。森田優弥、長島大介、石塚輪太郎ら強者そろいも、直近が100点に届いていない蒔田にとっては競走得点アップのチャンスでもある。

• 選手詳細データ

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  蒔田英彦 選手千葉・93期