石原颯が節目の100勝を達成 ~玉野競輪場~

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石原颯
記念品のガッツ玉ちゃんと賞状を手に写真撮影
初日の反省を踏まえて強い気持ちでレースに臨んだ

 11月3日(金)に玉野競輪場で行われた防府競輪開設74周年記念『周防国府杯争奪戦』のシリーズ2日目5レースで石原颯(117期・香川)が節目の100勝を達成。まさかの一次予選敗退を喫してしまったが、軌道修正に成功して2日目に白星を挙げた。
 
 「昨日がチキって(臆病になって)しまって失敗したので、今日は行こうと思っていました」と正攻法の構えから一旦は7番手まで下げた石原颯であったが、打鐘過ぎ3コーナーから車を外に持ち出すと一気のカマシを敢行。地元の棚橋勉、連佛康浩を連れて別線を圧倒してみせた。
  
 8月の和歌山記念、高知F1、10月の小田原記念と今年3度の落車に見舞われてリズムを崩していたが、体のダメージは少なかった様子。今節から投入した新車で節目を達成した。
 「トップスピードは出せているので、あとは練習でもっと地脚をつけていければ良くなるのかなって思っています。昨日から今日にかけてはセッティングはいじらずそのままでした。昨日終わって(池田)憲昭さんに〝競輪は気持ちだ〟って言われたので。体は大丈夫なのであとは気持ちだと思うので。気持ちを強く持って走りたい」
  
 今期8勝目を挙げた石原颯。リズムこそ取り戻せればゴールまで力強く踏み切れる機動型で、積極的な仕掛けで3日目以降も存在感を放つ。

細川和輝記者

2023年11月3日 13時59分

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