好調の磯島康祐がS級決勝に挑む ~松戸競輪場~

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磯島康祐
今年初の優参から一気にS級初Vも狙う
狙われる位置だがS級初Vも夢ではない

 松戸競輪場では6月11日に2日目の競走が行われ、第11レースのS級準決勝では磯島康祐(青森・105期)が先制。番手の安部貴之(宮城・92期)には差されたが、2着で決勝に勝ち進んだ。

 「久保田(泰弘・山口・111期)君の動きも見えていたし冷静に駆けられた。自分の中では調子が良いし、手ごたえも良かった。決勝に進出できたし嬉しいです」。今場所を走る前はS級点で微妙な位置にいたが、これで確保できたであろう。
 
 決勝は北日本3人で結束。「2人に世話になっている」安部は3番手回りで磯島は藤根俊貴(岩手・113期)の番手を回ることになったが、他の4人の山賀雅仁(千葉・87期)、芦澤辰弘(茨城・95期)、木暮安由(群馬・92期)、山形一気(徳島・96期)は単騎戦。藤根の後位での競りを宣言する者はいなかったが、展開次第で磯島にからんでくるケースはあるだろう。
 「(単騎の4人の)スキルが上だから、やられそうな気もする。その中でもS級初Vができたら。できる限りのことはしていきます」。
単騎勢の動向は気になるが、からまれてもタテ脚勝負なら今のできなら磯島が凌ぐことがある。磯島がS級初Vを決めるか注目したい。

木村貴宏記者

2024年6月12日 00時27分

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