古性優作が通算取得賞金額が10億円を突破 ~松戸競輪場~

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古性優作
共同インタビューで感謝の想いを語る
デビューから13年2ヵ月と3日で10億円を突破

 7月14日(日)に松戸競輪場で行われた第20回サマーナイトフェスティバルのシリーズ2日目の10レースで3着に入線した古性優作(100期・大阪)の通算取得賞金額が1,000,034,322円となり、大台の10億円を突破した。10億円到達は通算40人目となり、現役選手の中では21人目の記録となる。
 
 「レースがどうこうよりも僕が弱いだけ。一番人気になっていたのにしょうもないレースをしてしまって申し訳ない」
 共同会見場に現れた古性優作は開口一番に反省の弁。決勝に進出した喜びよりも悔しさの方が優っていた。
 
 単騎戦となった準決勝は初手で神奈川勢の後ろを主張し、4番手からの組み立てとなったが、新山響平、犬伏湧也が仕掛け合う中で後方に置かれる苦しい展開に。目標の青野将大が外に浮いてしまい苦しい展開と判断した郡司浩平が最終2コーナーから自力に転じてまくりを発動。郡司を追走した松谷秀幸の後ろから強襲を狙った古性優作であったが3着での決勝進出となった。
  
 10億円到達について触れられると、少し考え込む間を置いてからゆっくり話し始めた。 
 「もともとはお客さんのお金。そこから自分が頑張った分だけいただけて。感謝の気持ちでいっぱいですね」

 決勝のメンバーが決まり、初日と同様に脇本雄太に前を託す一戦に。3車で結束する神奈川勢はもちろん、ほかにも強敵がそろったが大会初制覇を目指して集中力を研ぎ澄ませる。
 
 「今年に入ってからずっと、お客さんの期待に応えられていないので頑張りたいですね。今日は特にでしたけど、ずっと遅れていく感じでした。宮杯の落車でフレームの腰が折れたというか、ヘタった感じがするので、今年のいわき平記念のときに使ったフレームに換えます。絶妙に寸法は違うんですけど、換えて少しでも良くなれば」
 
 昨年はG1を3度優勝している古性優作にとって、今年は決勝にこそ進んでいるものの特別競輪の優勝がまだない現状に満足しているはずがない。応援してくれているファンの期待に応えるためにも、不甲斐なさを味わった準決勝の分まで決勝で存在感を放つ。

細川和輝記者

2024年7月14日 22時12分

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