準決の壁を突破する鈴木玄人 ~立川競輪場~

photo-85806
鈴木玄人
関東3人で決める走りで準決突破を目指す
ライン3人で決勝進出へ

 立川競輪場では16日に初日のレースが行われ、第9レースでは地元の鈴木玄人(東京・117期)が最終ホームから仕掛けると先行した鈴木陸来(静岡・117期)を一気にまくってみせた。

 鈴木は「番手の阿部(大樹・埼玉・94期)さんが前を取ってくれたおかげです」と話すが「自分の本能に任せて走っていたけど、体が反応してくれたおかげ。地元の意地もありましたね。
小松島記念は欠場したけど、体力的にも問題ないし影響もない」と言うから状態は良いのだろう。

 準決は地元同士で同期の山本勝利(東京・117期)と同じ12レース。並びが注目されたが鈴木が前を回ることになった。その並びを鈴木はこう説明する。
「初日の着とバックを取ったか。あとは競走内容。動ける方が前でいいと。目の前にある現状の壁を壊していきたい。地元同士でゴール前で勝負できるように。そしてライン3人で決めたい」。別線の機動型も佐藤一伸(福島・94期)、南潤(和歌山・111期)と強敵。それでも鈴木には地元の意地がある。準決突破に期待したい。

木村貴宏記者

2024年7月16日 18時20分

開催情報

ページトップへ