櫻井正孝が300勝達成! ~向日町競輪場~

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櫻井正孝
300勝で3のポーズで写真撮影
「飯野さんが最高のレースをしてくれた」

 5日から向日町競輪場で開催されている大阪・関西万博協賛・開設74周年記念『平安賞GⅢ』の3日目、第9レースにて櫻井正孝(宮城・100期)が節目の300勝を達成した。
 レースは緒方将樹と高久保雄介が最終ホームで踏み合う形になると飯野祐太が小川圭二を掬って1コーナーを目掛けて仕掛ける。2コーナーのくだりを使って飯野が加速すると逃げる緒方を2センターで捕らえる。最後は櫻井がゴール前で差し切った。

 「(300勝達成は)本当に気にしてなかった。僕はスタートだけです。高久保君と緒方君でモガき合う感じになってもつれましたね。そこを飯野さんが抜群の仕掛けをしてくれて、出られるのかって思ったけど、2コーナーのくだりで飯野さんが伸びていってこれは出切れると。ただ僕はスタートで脚を使って一杯でした。踏み出しで少し口が空いちゃいました。今日は本当に飯野さんのおかげ」とラインを上位独占に導いた北日本の先輩・飯野に頭が上がらない様子。
 「思い出の1勝とか本当にないんですよね。自分のやることをやっての1着なので。40歳近くになっても自力でやっている飯野さんと違って僕は早々に自力をおりたので。追い込みになってからは前がいてこそなので。自分は普段からすごい緊張するので。早く死ぬんじゃないかってぐらい毎回緊張しています。(300勝は)やってきたことの積み重ねなので。自分だけでは達成できなかったことです。今日に関しては本当に飯野さんが最高のレースをしてくれたおかげです。最終日に301勝できるように頑張りたい」と日々の1勝の積み重ねが300勝へとつながったと話す。次の節目となる400勝へ向けても自身が口にしたように最終日、301勝目を目指す。

池端航一記者

2024年9月7日 18時55分

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