大塚英伸が2場所ぶり準決突破に満面の笑み ~青森競輪~

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大塚英伸
久々の優出に会心の笑顔
「今日の展開で十分。超恵まれた」

 青森競輪ミッドナイトF2は10月4日(金)に2日目が行われた。準決勝5レースに出走した大塚英伸(静岡・82期)は、2着で決勝進出を決めて破顔一笑。2場所振りの優出に満面の笑みを浮かべた。

 レースは、目標の添田龍児が、内に包まれる展開。外をさばいて無理やり仕掛けた添田だったが、前に合わされて苦しくなり、内のコースは大渋滞。大塚は大外を踏まされて、決して楽な展開ではなかった。なんとか外を伸び切って2着で決勝進出を決めた大塚は、開口一番「めちゃくちゃ恵まれた」とまさかの言葉を口にした。それもそのはず、ここ2場所は大敗続き。前検日から「毎回、毎回後方で、全く展開が来ない。良い目標を付けてもらっても、俺が付くと失敗して、共倒れ。日頃の行いが悪いのか、本当にツイてない」と悲壮感を漂わせていたからだった。

 「久しぶりに前の方にいられて、本当に恵まれた。位置を取って、仕掛けてくれさえすれば勝負できる状態だったし、本当に良かった。大敗続きで、今日も負けたらいよいよ予選スタートだなって思ってた。添田君は脚があるし、内で併走になっても絶対に取り切ってくれると思ってた。ただ、取り切ってすぐに仕掛けちゃって、ピタッと止まっちゃったんだよね。あれならもっと待ってから仕掛けても、俺達を連れ込めたと思う。でも、彼が頑張ってくれたおかげですよ」

 決勝戦は、南関の目標は不在だが、競走得点トップの鈴木謙太郎の番手を得た。これも潮目が変わった証だろう。鈴木との連係は、初日特選では失敗したが、流れを変えた今ならば、同じ結果にはならないはずだ。

熊谷洋祐記者

2024年10月5日 01時27分

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