初日特選を制した金澤竜二 ~取手競輪場~

photo-97688
金澤竜二
腰痛は気になるが気力でカバーし準決突破
腰痛はあるが先行を止めた訳ではない

 取手競輪場では28日から12レース制のモーニング開催が行われている。メインレースのA級初日特選は2角前から仕掛けた金澤竜二(福島・91期)がまくりを決めて接戦を制した。

 端から見れば金澤の豪快なまくりだったかもしれない。しかし実際は違う。
「展開が良かっただけ。ああでないと勝てない」と景気のいい言葉は出てこない。
その原因となるのは腰の状態。「前検日よりは少しは良くなった。まくりの決まり手が多いけど、腰が良くないからこうなってしまった」。

 気になったのは準決でのメンバー、機動型では金澤の他に市本隆司(広島・72期)と金野俊秋(千葉・92期)の3分戦。
金野の先行とみたが、3人で徹底先行がいるかと言えばそうでもなさそう。
ならば、金澤の先行策もないのか。

 「腰の状態もあるし先行はしたくない。でも、先行を止めた訳ではない。流れを見ながら人の動きに乗っていったところから駆けるとかはあるかも」。現在の金澤の決まり手だけを見ればまくりとみるのが自然。しかし、決めつけるのは早計だ。金澤の動きに注目しておきたい。

木村貴宏記者

2025年2月28日 17時30分

開催情報

ページトップへ