後藤大輝が節目の100勝を達成 ~伊東競輪場~

スタイルを貫いて堂々の先行逃げ切り
3月21日に伊東競輪場で行われた第9回ウィナーズカップのシリーズ2日目3レースで後藤大輝(121期・福岡)が通算100目を達成した。
初日は松井宏佑との壮絶なモガキ合いとなり9着に敗れていたが、軌道修正に成功して見事に勝ち切った。
「できれば勝ち上がりで(節目の100勝を)決めたかったんですけど。昨日1着を取りたかったんですけど、松井(宏祐)さんと力勝負をしてもっと力をつけないとなって思ったんので。昨日がいい勉強になって今日につながったと思います」
2日目のレースは小原佑太が九州勢の後ろにこだわる素振りを見せたため、後藤が率いる九州勢は後ろ中団の5番手の位置からレースを運ぶ。青板バック過ぎに小原が押さえたあと、すかさず巻き返しを狙った後藤が赤板手前で小原を叩いて主導権取りへ。打鐘手前から巻き返しを狙った村田祐樹を合わせ切ると、最終ホームでまくり上げてきた末木浩二の巻き返しも許さない。最終1センター付近からまくりを狙った小原を山口敦也が張ってスピードを鈍らせると、後藤がそのまま力強く押し切った。
「(初手は小原が)自分たちの後ろを取ることは想定していたので。あとは村田さんがどうするかで。(小原を叩いたあと)村田さんがすかさずくるなら(叩かれて)立ち遅れて出られてもって思ってはいたので。後ろの山口さんのおかげでですけど、練習以上の感覚で走れました。サンサンで先行有利なので。(今後は)予選をクリアできるように力をつけて、特別競輪でも目立てるように」
2022年5月にデビューして、2024年8月の平塚オールスターから特別競輪に参戦するようになった後藤は特別競輪での勝利は昨年10月の寛仁親王牌以来で2勝目。まだまだ特別競輪での戦いは始まったばかりだが、確実に先行力に磨きをかけて存在感がアップしている。今シリーズも残り2日あるが、先行有利なサンサンバンクで、大物食いを狙う。
2025年3月21日 12時21分
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選手詳細データ
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後藤大輝 選手福岡・121期