後藤大輝が9連勝達成! ~小倉競輪場~

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後藤大輝
地元で9連勝を決めてご満悦
早期卒業生の背中を追う!

 8月14日に小倉競輪場でチャレンジ決勝戦が行われて、今年デビューしたばかりの121期・後藤大輝が力強いカマシを敢行して押し切り、完全優勝を達成。7月の奈良、別府に続いて3場所連続の完全優勝となり、先日13日に青森競輪場で9連勝を達成した常次勇人に続いて121期で2人目(早期卒業生を除く)の特別昇班を決めた。

 「前取って河崎君が切りにくると思っていたから下げていける所で自分のタイミングでいこうと。河崎君はもっとフカしてくると思っていたけど、意外とそうでもなくて。油断していた所で体も反応して仕掛けられた」とレースを振り返った。
 「同期の何人かが、9連勝目を狙うときに後手を踏んで失敗しているのを見ていて、自分は失敗したくないから600メートル踏む覚悟で、なるべく後手を踏まないようにしようと。今日は3日間で一番感じが良かった。全力で踏んだって感じよりも自転車が流れてくれましたね」と同期たちと同じ轍は踏まないレースを披露し、上がり10秒9のタイムを出して笑顔を見せた。
 「今度はG1でここを走りたい。自分の中で競輪祭は特別な感じがして、お客さんが多く、バンクを取り囲むようにいる。熱気というか、声援だったり熱狂が凄い感じ。今までは見ていた側だけど、自分が走る側に早くなりたいですね」と目標を掲げた。
 「常次君は養成所時代から先行意識が高かった。(早期卒業生を除いて一番最初に特進するのは)そこまで意識はしていなかったけど、彼が9連勝を決めた青森は追加だったから正規あっ旋なら自分の方が先に9連勝できたし、ズルいなって気持ちはありました(笑)。だから1、2班からS級に上がるのは自分が一番先にしたいですね」と一足先に1、2班へと特進した常次勇人を意識していた様子。
 「中野(慎詞)さんは連勝を続けているし、明日からは奈良で太田(海也)さんが、S級特進がかかっていますもんね。その2人に追いつけ追い越せの気持ちで頑張りたい」と早期卒業生の2人の背中を追い1、2班戦でも戦っていく。

池端航一記者

2022年8月14日 23時43分

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