きっかけつかんだ花田将司 ~取手競輪場~

近藤夏樹を差し切り4場所ぶりの白星
5月5日に取手競輪場でFⅡモーニングシリーズ『¥JOY×プロスポーツ杯』の2日目が行われた。6RにはA級準決勝が行われて、シリーズリーダーの近藤夏樹と花田将司(千葉・99期)の千葉コンビが登場。近藤が別線の踏み合いを2角からまくって、最後は花田が差し切り4場所ぶりの白星を飾った。近況は不振だった花田だが、久々の決勝進出を決めてきっかけをつかんだ。
「近藤君もやる気だったし、これはチャンスがあるかなと。とりあえず付いていけたけど口が空いてしまったので。近藤君を差し切れたし、きっかけにはなりますね。でも決勝でこんな走りだと、その隙をつかれちゃうし、踏み出しは気をつけたい。1月の川崎で落車してから鎖骨を骨折して良くなかった。次の小倉も決勝に上がれたけど、番組が良かっただけで、ごまかしながらだった。やっぱり別線にも弱っていると思われると、位置を狙われたりして最近はそのせいで成績も落ちていた。練習もやってしまっていたし、しっかり休まないといけなかったですね。気持ちも追い付いていなかった。前回の青森から期間が空いたので、もう一回リハビリとか基礎の基礎から見直してやって、どれくらい体が崩れているかわかった。今回はいい感じで入ってこれたし、決勝も近藤君に任せて頑張りたい」
決勝は枝村弘樹-利根正明で連係する九州勢は強力で、総力戦で臨む古川尚耶率いる栃木勢も不気味な存在だが、近藤が準決のように別線をのみ込む仕掛けなら外を強襲し優勝をつかむシーンも十分にありそうだ。
2025年5月5日 13時39分
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選手詳細データ
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花田将司 選手千葉・99期