岡本二菜が強敵撃破 ~小倉競輪場~

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岡本二菜
会心のレースを披露してガッツポーズ
自身の成長を実感

 6月21日(月)から小倉競輪場で行われているF1ガールズ戦の初日6レースで岡本二菜(東京・118期)が小倉で無類の強さを誇る山原さくら(104期)に土をつけた。
 
 レースは打鐘まで動きはなく初手で2番手の位置を確保していた岡本二菜が前と車間を空けると最終ホームめがけて仕掛けてきた山原さくらに飛び付く。うまく山原後位を取り切ると2センターから外へ車を持ち出し直線で突き抜けた。
 レースを終えて「1着を取れるなんて自分でもびっくり」と自身も驚いた様子。「スタートは梶田さんが前かなと思っていけど違ったし、他の人の並びも想定と違った。でも2番手を取れたらなと思っていたからそこは作戦通りでした。飛び付けて良かったし、バックでも余裕があったので、差せるかどうかだったけど、差せて良かったです。早めに仕掛けると外に浮いてしまうし、後ろに梶田さんがいたのもわかっていたので被る前にと思ってギリギリの所で仕掛けた感じです」と笑顔で振り返った。これで前回の大垣に続いて予選連勝。近況は4月の青森から4番所連続で決勝進出と状態を上げてきた。「以前はポジティブにレースを見れていなかったし、レースの流れもわかっていなかった。でも最近は並びを見てからレースを考えることもできるようになったし、自分の力と周りの力、レースの流れを把握できるようになってきた。それに自分のできることをレースでもできるようになってきた」とデビューから1年経ち脚力と経験が付いてきたことを実感している。
 22日は7レースで同郷の大先輩・奥井迪と対戦。これまで一度も先着したことはないが、初日に見せたような俊敏な立ち回りで再び大物食いなるか注目だ。

 7レースは17時52分発走予定。¥JOY×プロスポーツサイトの投票締め切り時間は発走の5分前となっております。

池端航一記者

2021年6月21日 21時42分

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