久米詩がコレクション初制覇 ~平塚競輪場~

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久米詩
表彰式で賞金ボードを掲げて笑顔を振りまく
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直線外を踏み込む柳原を1/2車身振り切ってゴール線を通過
思惑通りにレースを進めて会心のまくりを披露

 5月4日(木)に平塚競輪場で行われた『ガールズコレクション』は久米詩(静岡・116期)が優勝。昨年からナショナルチームの練習に参加させてもらうようになってから確実にパワーパワーアップ。持ち前の器用な立ち回りも披露して強敵を破り1着でゴール線を駆け抜けた。
 
 初めに野口論実可がスタート取りにでたが、周回を重ねる中で奥井迪が上昇し、そのあとに追い上げてきた山原さくらが最終的に誘導員の後ろに収まる。赤板で最後方から動き始めた小林優香の動きを察知した石井寛子が山原さくらの後ろまで追い上げて打鐘を迎える。久米詩の動きに乗る形で奥井迪が最終ホーム目掛けてカマシ敢行。石井寛子が追い上げて番手にはまる展開となったが、最終2コーナーからまくりを狙った小林優香に合わせて久米詩が最終バック3番手の位置からまくり発進。スイッチして直線で内を練ら小林優香、直線で外を踏み込んだ柳原真緒を振り切った。
 
【久米 詩(1着)】
 「今日は自分に自信をもって戦えたことが、勝ちにつながったかなと思います。(周回中のポジションは)前の方か中団から組み立てていこうかなと。あとは後手を踏まないように、レースに沿っていこうって。最終バックで奥井(迪)さん、(石井)寛子さん、自分の順番になっていたらいいなって思っていました。そうなったら寛子さんより先に仕掛けたかった。(まくり切ったあとも)思った以上に(後続に)詰められている感じはなかったけど、最後はガムシャラに踏みました。今回に向けて緊張に対する向き合い方とか、一から見つめ直してきた。それがいい方向に出たのかなと」

細川和輝記者

2023年5月4日 17時58分

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