坂口楓華は勝っても満足しない ~松戸競輪場~

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坂口楓華
今節はV候補筆頭。結果だけでなく競走内容も重視し予選2に挑む
後ろを突き放すくらいでないと

 松戸競輪場で9日から行われているミッドナイト開催『戸定梨香杯』は初日を終了。第2レースでは最終ホームで吉村美有紀(静岡・124期)を叩いた坂口楓華(京都・112期)がそのまま逃げ切った。
  
 はたから見れば何てことのない結果だが、坂口は満足はしていない。「ローラーに乗っていてもフワフワしていた。デキは悪い」と手厳しい。それも「今回はこのメンバーなら後ろを突き放すくらいでないと」と坂口を追走していた2着の板根茜弥(東京・110期)が4分の3車身で付いてきたことに満足しなかったのだろう。

 坂口はビッグタイトルが欲しい。今年の1月岸和田から10連続完全Vを決めており、前回もいわき平で完全Vを決めた。しかし、ビッグタイトルには縁がなかった。「GⅠタイトルを獲ります。自分で言わないと獲れないから」と前検日に口にした。

 松戸競輪場では10月にガールズ正選手42名による『第1回オールガールズクラシック(G1)』が行われる。坂口も、この大会に出場予定で「長い距離を踏めるのが自分にとっての強み。それに今回、松戸を走れるのは大きい」と話す。今回の松戸で満足した結果を残し、ビッグタイトル奪取への足掛かりとしたい。
 
 

木村貴宏記者

2023年8月10日 10時46分

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