積極策が実った五味田奈穂 ~京王閣競輪場~

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五味田奈穂
「師匠(野口裕史)は人間離れの練習量。見習っていきたい」とレベルアップ目指す
師匠・野口裕史の背をみて先行スタイル極める

 10月11日(水)に京王閣競輪場にて初日の開催を迎えた『ウィンチケットミッドナイト競輪』ガールズF2のミッドナイト競輪。

 オープニングレースでは五味田奈穂(千葉・124期)の好走が光った。スタートで飛び出して正攻法に構えると、誘導退避後からはペースを上げず相手の動きを見つつ、4コーナー過ぎに仕掛けた山原さくらの仕掛けをみて一気に踏み込む。山原には出られたものの、山原に飛び付いた野口諭実可との併走を内でこらえて番手を取り切るとそのまま2着を確保。本格デビュー後、予選では初となる連対を果たした。
 「いつもはハイペースで駆けていて、ただの誘導交代みたいになってしまっていた。それではダメだと、今日はペースを抑えて後ろを詰まらせるようにして駆けてみました。ホーム線くらいで後ろが団子状態だったので(山原が)1人で来てくれって願ってました。ははまってからは何とか追いかけていけました」
 ペース配分を修正して見事に結果につなげたが、「一般戦では1着をしっかりとれている。それが自信になりました」と一般戦でもスタイルを崩さず先行で結果を出してきたからこそ。「点数以上の脚はあるとおもっているので。今日の着をムダにしないように、でも決勝は狙い過ぎないように自分のレースをしたい」と2日目も積極策で臨む。

角田祐馬記者

2023年10月11日 22時15分

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