冷静な立ち回りで人気に応えた

　10月12日（木）に青森競輪場でFⅠナイターの初日が実施。
　第7Rでは圧倒的支持を集めた久米詩（静岡・116期）が冷静な立ち回りで白星をつかんだ。
　
　前検日の時点で賞金ランク1位に君臨する久米は2車単で1．6倍の断トツ人気の中、レースを迎えた。
　岩崎ゆみこが打鐘から先行する流れで、久米は最終ホーム3番手から1コーナー手前で早めに巻き返す。2コーナーで先頭に立った久米だったが、後ろからスピード良くまくり上げた野本怜菜に最終バックで抜かれる。展開的には苦しい形かと思われた久米だったが、冷静に態勢を立て直すと最後の直線で力強く追い込んで、ゴール前で野本を交わして白星をつかんだ。
　「焦りました。考えすぎてしまった。野本さんとタイミングが合ってしまった」と焦った久米だったが、「半分くらい出られたので、様子を見て直線勝負する方に切り替えました」と判断力が光った。「踏んだ感じは軽いし、なんとかなりそうです」と状態面も悪くなさそうなだけに、2日目も人気に応える走りを見せてくれそうだ。

• 選手詳細データ

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  久米詩 選手静岡・116期