大浦彩瑛が会心のレースを披露して決勝進出 ~川崎競輪場~

ホームバンクで自身3度目の優勝を狙う
5月6日に行われた川崎F2ガールズナイターの6レースはホームバンクの大浦彩瑛(126期・神奈川)が突っ張り先行で堂々の押し切り勝ち。初日は得意のカマシで制していたが、2日目は新たな戦い方を選択して見事に決勝進出を決めた。
「自分が前にいたいなって思って取りました」と号砲とともに迷わず飛び出して正攻法に構える。5番手の位置で周回を重ねていた日野未来は最終ホーム手前から一気のカマシで前団に襲い掛かったが、気配を察知した大浦は日野を出させまいとホーム線からフルダッシュ。最終3コーナー過ぎまで両者のバトルは長引いたが、気持ちで踏み切った地元の大浦が堂々と押し切った。
「自分の中ではホーム線までは様子を見ながらで、ホーム過ぎたら駆けようと。でも日野さんが(カマシではなく)追い出しで、自分だけ踏まされたらどうしようっていうのはあったんですけど。併走になって、接触もあったんですけど。たぶんレースで突っ張って押し切れたのは初めてぐらいだと思いますし、強い選手に勝てたのは自信になりますね」。
前回の岐阜はまくり3連発で優勝した大浦であったが、G1で戦うために課題を持って取り組んでいる。
「師匠にはもっと長い距離をいけるようにって言われています。練習では平面からのダッシュで1周はやっているんですけど、レースでは力んでしまったり。なかなかうまくできなかったので。レースで良かったです」。
G1で戦う日を目指している大浦は戦い方のバリエーションを増やしながら日々成長している。決勝は昨年のグランプリにも出場している尾崎睦との直接対決が待っている。昨年10月の和歌山決勝で尾崎と一度だけ対戦しているが、勝負所で内に包まれてしまった大浦は後方から大外を踏み込んだが3着まで。優勝した尾崎には経験値の違いを見せつけられてしまったが、ダッシュ力も強化して、経験値も積んできた大浦がホームバンクで強敵撃破に挑む。
2025年5月6日 21時33分
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選手詳細データ
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大浦彩瑛 選手神奈川・126期