余裕の走りで白星スタート

　『第3回オールガールズクラシック（GI）』は、4月25日（金）に初日が行われた。初日12レース『ティアラカップ』は、佐藤水菜（神奈川・114期）が完勝。力の差をまざまざと見せつけた。

　周回中に5番手だった佐藤は、最終ホームの強い向かい風のなかを、切り裂くように一気に加速。スピードの違いで先頭に立つ。2番手には坂口楓華が飛び付いて、ゴール前は両者の一騎打ちかと思いきや、佐藤は4コーナーからさらに加速。坂口に詰め寄ることすら許さずに、堂々と押し切った。前検日には、直前の一週間で体調を崩したことを明かしていたが、その影響を全く感じさせない走りだった。2年振りの当大会制覇へ、これ以上ないスタートを切った。

【佐藤水菜】
　「（赤板の）バックで前が伸びて行ったんですけど、自分はそこは冷静に対処できて、ホームの向かい風のところで仕掛けられました。（競技に比べて）ギアが軽いので、向かい風の方が踏みごたえがあるんです。そのぶん、バックの追い風で脚が回ってしまったので、踏み過ぎないようにペースを落として。4番（坂口）が来ることも分かっていたので、最後まで踏み切れるように回せました。ペース配分も良かったと思います。もがいた感じの違和感はあるんですけど、どうしようもないので、今回は残りも気持ちで走りたいと思います」

• 選手詳細データ

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  佐藤水菜 選手神奈川・114期