第2回競輪祭女子王座戦が開幕 ~小倉競輪場~

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佐藤水菜
世界選手権ケイリンで優勝。悲願の頂点に立つ
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太田りゆ
これからはガールズケイリン一本でやっていく
世界女王の佐藤水菜は優勝のみがGGP出場条件

 「第2回競輪祭女子王座決定戦」が小倉競輪場で11月19日から21日の3日間の日程で行われる。3つのあるガールズケイリンGⅠのラストバトル。今大会終了と同時に年末のガールズグランプリ出場者も決定するため、目が離せない3日間だ。

 パリ五輪に出場した佐藤水菜、太田りゆの2名は、優勝のみがGP切符の条件。佐藤は10月の世界選手権のケイリンで金メダルを獲得しており〝世界女王〟の立場でシリーズに臨む。「世界選手権で優勝できたのは、周りのサポートがおかげ。努力してきたことが報われてうれしく思います」と喜びを語った。

 連覇のかかるガールズグランプリ出場については「どのレースも勝ちにこだわっている。グランプリというよりは、結果がついてくれば。昨年は後半に状態を崩してしまって、最終日は体調が悪かった。今回はそうならないように」。ガールズナンバー1の実力者を誇る佐藤にとっては自身が万全の状態で臨めるか、体調管理が試練なのかもしれない。

 太田りゆはパリ五輪後にナショナルチームを卒業。今後はガールズケイリン一本に絞って戦っていく。「ナショナルチームと練習することを卒業しました。今は一人でやっていますけど、師匠だったり、その日にいるガールズと練習しています。いままでは、ガールズケイリンのフレームで久しぶりに走る時は毎回(競技フレームとの違いに)ビックリしていましたけど、オリンピックのあとは常にこの自転車なので、そこは今までよりもアドバンテージになるのかなと。(最近の競走はナショナルチームで)8年間積み上げてきたものを出せている状況。スピード勝負なら自信をもっていけます」と世界と戦ってきたスピードを武器にシリーズに挑む。

 ガールズグランプリ出場圏外の賞金ランキングから優勝者がでるとすれば、オリンピアンの2人か。

小山裕哉記者

2024年11月18日 18時17分

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