ガールズGPに弾みをつけたい久米詩 ~松戸競輪場~

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久米詩
完全優勝に王手だ
「ガールズGPにいい流れで行ければ」

 松戸競輪場で開催中のFⅠ「¥JOY×プロスポーツカップ」は9日、2日目が行われた。ガールズは優勝候補筆頭の久米詩(116期・静岡)が格上の走りで連勝ゴール。さすがの判断と脚力を見せつけ、ただ一人無傷で決勝へ勝ち上がった。今年15回目の優勝を飾り次走のガールズグランプリ(29日、平塚競輪場)へ弾みを付けられるか注目だ。

 2日目は前受け。叩きに来た山口優依を出させず突っ張ると、その上を寺崎舞織に単騎でカマされた。それでも慌てず騒がず。2番手で徐々に車間を詰めていくと、最終コーナーから差しに構えて一気に抜け出した。

 レース後は「寺崎さんが不意打ちみたいに仕掛けてきた。思った以上に脚を使う展開だったので、最終4角まで待つ形になった」とレース回顧。どんな状況にも対応できるのが久米の持ち味。的確な判断が光った1勝だった。

 次走はガールズGPが控えている。完全優勝を飾り大一番に臨みたいところ。「冬場の重さに慣れていきたい。ガールズGPにいい流れで行ければ」と静かに闘志を燃やしていた。

小野祐一記者

2025年12月9日 20時03分

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