竹内翼選手 プロフィール

竹内翼選手の基本情報

ycm
  • 指数

    82
  • パワー
    ランク

    15
  • タケウチツバサ 竹内 翼

    登録地 広島

    年齢 33歳

  • 期別 109期

    登録番号 015120

    戦法 逃捲

    調子

  • 今期級班 S級2班

    前期級班 S級2班

    次期級班 S級2班

  • 直近4カ月得点 101.45

    今期得点 101.43

    前期得点 100.69

  • 練習地 広島

    生年月日 1991年5月20日

能力値チャートS級

204060801000機動力ダッシュ差し脚デンジャー実績ポテンシャル
ポテン53実績14デンジャ10差し脚14ダッシュ65機動力51

戦法タイプ

先行タイプダッシュタイプ追込タイプ204060801000
先行タイプ45ダッシュT53追込タイプ3

竹内 翼選手 スポット・インタビュー

気持ちを入れてガムシャラに

竹内 翼

竹内 翼

 別線を大きくちぎるカマシで池田憲昭とワンツー。長い距離を踏むこともいとわない竹内翼らしい走りで、向日町記念の初日はインパクトを与えた。が、二次予選では後手に回り、橋本智昭の先まくりを許し7番手不発に終わった。初日のような思い切った仕掛けは、姿を隠していた。
 「勝ち上がりを意識するあまり、自分のレースができてない。気持ちの弱さが出てしまった。毎回、そこ(気持ちの弱さ)なんですけど…」
 悪い流れを引きずった3日目も、7番手に置かれた。3着まで届いたものの、持ち味を出し切れないままの消化不良。それでも最終日は特秀までたどり着いて、同県のS班、松浦悠士とセットは、通算4回目の連係だった。1つ年上の松浦は、竹内のポテンシャルを認めているがゆえに、こう言う。
 「僕と(竹内)翼は、練習の脚力はそれほど変わらない。タイプが違うんで、翼の方が自分で駆けてスピードが出る。ただ、まくりのキレは自分の方がある。あとはレースに対する臨み方。もうちょっと自信をもって臨めばっていうのは思います。持っている脚力をどうやって競輪に生かせるか。脚力を向上させるための練習じゃなくて、競輪に生かすための練習。そこをやっていかないと」
 松浦を連れて打鐘で先頭に立った竹内は、酒井雄多にカマされたが、松浦のアシストで飛び付いて、番手まくりでねじ伏せた。4度の連係で松浦はすべて1着。竹内は2着に粘り、19年3月の玉野記念2日目以来となる2度目のワンツーを完結させた。
 「気持ちもすごく入りました。地元の先輩だしSSですから。毎回、松浦さんが付いているっていう気持ちで、今回みたいにガムシャラにやっていきたい。練習でもスピードが出るような気持ちがいい練習が多いんで、実戦を意識した練習をしていかないと。(同県を含めた同地区に)新人も出てきたけど、自分も一歩、一歩進んでいかないと、ダメだったとして」
 失敗を恐れずアグレッシブに。わかってはいるけど、そこを打破しないと道は開けてこない。

2021年9月8日 更新

舞台を変え、次こそトップへ

竹内 翼

竹内 翼

 昨年暮れに9連勝でS級に特進。S級初戦の1月小倉でいきなり優出し、続く松山では記念初参戦。同期の太田竜と並んで注目を集めた。
 「初めての記念ということで力みもあって予想以上に脚を使ってた。4日間走り切る体力が不足してました」
 結果は2着。二次予選で敗れたが、3日目の中川誠一郎をはじめ、連日重い印のつく選手を連れて主導権を握った。「やれないことはない。3日間、主導権は取れた。それは前向きに考えて」。敗戦のなかにも確かな手ごたえはつかんだ。
 竹内は元Jリーガー。広島観音高校時代にコーチから「競輪のほうがいいんじゃ」と勧められたが、夢を追って卒業後はJ2、岡山に入団した。しかし、2013年シーズンで戦力外に。「自分の脚で、体で稼ぐ仕事を考えたときに河野淳吾さんの存在を知った」。岡山時代の監督がサンフレッチェ広島で河野を指導していたという偶然もかさなり河野に連絡を取った。
 「最初は適性で受験しようと思ったけど、行き詰まったときに広島競輪場で師匠(吉本哲郎)を紹介してもらった。師匠から『適性の練習と並行して、自転車に乗った方が出てから強くなる』と言われて、乗り始めたら2カ月ぐらいでタイムが出た」
 107回生から合格者が増えたことも助けて見事一発で109回生に合格した。
 「特進も2回ミッドナイトを走っての結果だし運がよかった。学校の試験もそうだけど、運よくここまでこれたと思ってます。運も必要だけど、ここからは実力がともなわないと。練習あるのみです」
 師匠をはじめ、竹内に対する周囲の期待は大きい。「応えなきゃダメだし、応えてはじめて次に進める」。竹内自身もそれを受け止め、乗り越える覚悟はある。「広島を引っ張れるように」。2度目の挫折はしない。今度こそ竹内がトッププロとして輝きを放つ。   (音無)

2019年1月18日 更新

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