嘉永泰斗選手熊本Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　一昨年９月に３場所連続の完全ＶでＳ級に特進。その年の11月に早くもＳ級優勝を果たすと、昨年は１年間、Ｓ級のステージに身を置いて10月に久留米で行われた地元、熊本記念を制覇。北津留翼の番手回りだったとはいえ、千載一遇のチャンスをモノにした勝負度胸とセンス、そして甘いマスクは全国のファンを虜（とりこ）にした。その嘉永泰斗が２月の全日本選抜でＧ１デビュー。Ｇ１初勝利を手にするどころか、予選を連勝で準決に進出。Ｇ１の速い流れと、隙のない動きに順応してみせた。
　「今回は初めてのＧ１でしたけど。練習方法だったり調整方法は間違っていなかったのかなって、確認できたんで良かったですね。かなり収穫もありました」
　挙げた２勝はともにまくりだが、「嘉永君は来ないと思ってたら、すぐに来たんであれが誤算だった」（山崎芳仁）、「自分が思ってるより（嘉永の）仕掛けが早かった」（小松崎大地）と、初Ｇ１とは思えない動きで二次予選でぶつかった福島勢の２人を翻ろうした。
　「（１月の）和歌山記念の時に荒井（崇博）さんにもらったアドバイスで、どれだけ競走間隔が詰まっていてもウエートトレーニングだけは欠かさずにやってきた。それでパワーもついていきている。あと３、４キロ体重も増やそうと思っています。でも、まだトップスピードだったり、自分で立ち上げるスピードが劣っているなって感じた。もっと底上げができるように」
　赤板過ぎに押さえて先頭に立った準決だったが、結果的には深谷知広を合わせ切れず万事休す。後ろの山崎賢人を引き出すまでには至らなかった。
　「今回は２勝できましたけど、まくりですからね。もう１個変化球というか、なにかできれば戦法の幅も出てくると思うので欲しいですね。ジャン過ぎから押さえて駆けて残れるようになれば、また違ってくる。でも、そこまでなるには時間がかかると思う。Ｇ１で優勝する人たちはオールマイティーになんでもできる選手が多い。郡司（浩平）さんだったり、松浦（悠士）さんだったりもそうですし、自分もそこを目指していきたい」
　22年度中の再開が見込まれている熊本競輪場。リオープンのその日をタイトルホルダーとして迎えるためにも、速球一本で勝負するタイプではない嘉永にとっては“変化球”が生命線になってくる。

2022年2月28日更新

当たる競輪!　エンジョイ

嘉永泰斗選手プロフィール

嘉永泰斗選手の基本情報

出走中のレース

直近成績

嘉永泰斗選手の出走予定

嘉永泰斗選手　スポット・インタビュー

間違ってなかった、Ｇ１で確信

嘉永泰斗選手 プロフィール