初のG1制覇へ集中
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- 的中率
- 31%
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- 回収率
- 85%
細川記者
今シリーズはここまで波乱の連続だった。初日に脇本雄太が脱落して、清水裕友は2予敗退。前年度覇者の松浦悠士が準決でまさかの失格に。繰り上がったのはダイヤモンドレースで人肌脱いで熱いレースを披露した4松井。初タイトルを狙う9郡司にとっては大きなアドバンテージだ。
「まずは決勝に乗れてほっとしてますね。もちろん自分もですけど、やっぱり和田さんと一緒に決勝に乗れたので。和田さんも一緒に賞金を争っていて、決勝に乗れればグランプリでも一緒に走れる可能性が出ると思っていたので。決勝はダイヤモンドレースも前を任せた宏佑へ。相手は強いですけど南関の結束力を見せたい。しっかりと判断して優勝を獲りに行きます」
前を務める4松井は並々ならぬ思いで決勝戦に全てをぶつける。
「準決勝が不甲斐なくて、悔しい気持ちのまま決勝を迎えることになってしまいましたけど、郡司さんに任せてもらえたのでしっかり気持ちを切り替えて。自分がしっかり頑張れば、郡司さんと和田さんがグランプリに出れる。自分もヤンググランプリが控えているので3人で年末の平塚につながる走りをしたい」
3車揃った関東勢やスピード抜群の1新田も侮れないが、ダイヤモンドレースで誘導員との車間を空けながら落ち着いて駆けた4松井に成長を感じた。4松井が果敢に攻めれば、番手の9郡司が判断良く抜け出してG1初タイトルを手にする。