近畿の誇りを胸に
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的中率
的中率 3位
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細川記者
1古性が山田裕仁(61期・引退)以来、史上2人目となるグランプリ連覇に挑戦する。
「グランプリはいつも通りにっていうのが難しいレースなんで。脚力とかだけじゃなく、気持ちが一番強い選手が勝つと思っているんで。自分はいつも通りワッキーを信頼して任せます」。
1古性には負けられない理由がある。今年、尊敬する村上義弘が電撃引退。これからの近畿地区を背負っていく覚悟を決めて大一番に挑む。
「今年、村上さんが引退してしまったんで。来年からはもういない。ワッキーと自分が近畿を引っ張っていかないと。グランプリで『本当にこの二人で大丈夫なんか?』って思われるようなレースをしてたらダメだと思うんで。近畿はもともと個の力じゃなくて、ラインでしっかり戦ってきたと思うんで。村上さんが今までやってきたことを、近畿の選手として誇りを持って。北日本勢も強力ですけど、ワッキーの方が強い、そう思っているんで。番手でしっかりとやるべきことをやって、最後まで諦めることなく。ここまで一切、妥協することなく、一番になることを目指してやってきたので。いつも通りそれを出すだけだと思っているんで」。
9脇本と1古性は今年だけで10回連係している。奈良記念の決勝とウィナーズカップ決勝は9脇本が見せ場なく後方で共倒れに終わっているが、1古性が『新しい形を探さないと。このままじゃダメ』と危機感を強め、5月のダービー準決勝で2人が連係して以降は、どちらかが1着をつかみ取っている。番手の1古性が9脇本の力を引き出して、最大限にラインとしての力を発揮できるようにリード。北日本ラインの好きにはさせない。