- 浅井
- 康太
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ノルマのGP出場、その先に
4度の記念優勝にG1で2度の表彰台。11年のオールスターからタイトルは遠ざかっているものの、それを感じさせないパフォーマンスと存在感で4年連続、獲得賞金でのグランプリ出場を決めた。
「グランプリは自分にとってノルマだと思っている」
11年の初戴冠から5年続けての夢舞台。ともに出場を続けてきた同地区の深谷知広が不振に喘ぐなかで、浅井は自力選手としてだけではなく追い込みも含めた多彩な走りで中部の柱となり大車輪の活躍を見せた。
「まだいっぱいやることがある。今回のグランプリは中部ひとりだけど、深谷や(竹内)雄作が乗ってきた時に自分の経験を伝えられるように。競輪祭では4日間マークだったんで、(佐世保記念で)自力の感覚を戻していきたい」
188着で最終日を待たずに欠場となった佐世保記念だったが、グランプリへの足がかりはつかんでいることだろう。しなやかに変幻自在。浅井が一撃にかける。