Pick Up 1
17年にはまだチャレンジに身を置いていたのが、一昨年7月にS級までステージを上げて、今シリーズがG1初挑戦。前回の函館のようにF1の予選でも取りこぼしはあるが、自分からスピードを上げる必要がないG1の方が今の庄子にとっては好都合。現にサマーナイトフェスティバルの初日は北日本3番手を回って、最終バック8番手と絶望的なポジションから突き抜けて好配当をメイクしている。若手が順調に育っている北日本地区なら、単騎はあってもラインの先頭を務める可能性は低い。溜めての一発があっても不思議はない。
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名古屋競輪 第63回オールスター競輪8/12〜8/16
オールスター競輪
ファン投票第1位は脇本雄
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第63回オールスター競輪は、8月12日~16日の日程で名古屋競輪場において開催される。新型コロナウイルスの影響で東京五輪が来年に延期されたため、自転車トラック競技日本代表内定選手に選出された脇本雄太、新田祐大らも参戦。ファン投票上位選出者が勢ぞろいし、これ以上は望めぬ豪華メンバーとなった。初日のドリームレースを皮切りに最終日の決勝戦まで見どころ満載のシリーズだ。
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推奨選手
Pick Up 2
5、6月に落車に見舞われながらも、成績をしっかりとまとめている。2連対率が20%に満たなかった昨年に対して、今年はここまで42%超と大幅に数字を上げている。早いうちから追い込みで鳴らしているだけあって、脚力だけに頼らない細かいテクニックと競輪道を心得たガードで同地区の選手からの信頼も厚い。大舞台にめっぽう強く、地元でのプラスアルファにも期待できる。
Pick Up 3
5月ダービーが中止になったことで、これが昨年10月の寛仁親王牌以来、2度目のG1参戦。その間に着実に力をつけて、ここ最近の活躍には目覚ましいものがある。今まではビッグレースの雰囲気に飲まれている感じもあったが、今の調子と成績なら自信を持って臨めるよう。さらに名古屋との相性の良さも強調材料だ。去年の7月は直前のギックリ腰で欠場も考えながら、強行出場したら優勝。その後も当所では決勝でも連対を外していない。今の勢いとバンク相性を考えれば、G1でもやってくれるはず。
Pick Up 4
寬仁親王牌で誘導員早期追い抜きをしてからは乗り切れない感があったが、ここへ来てようやく切れのある走りが戻ってきた。調子が上がらないなかでもファン投票18位でオリオン賞に選出されたことも発奮材料になっている。7月小松島記念で使った脇本雄太のフレームも日に日に馴染んできていたようで、久々にビッグレースで存在感をみせるか。
Pick Up 5
今大会がビッグレース初出場。近況はF1シリーズでコンスタントに優勝争いを演じるなど進化を続けている。「ナショナルチームの練習を取り入れるようになって成績が上がってきました」と確かな手応えをつかんでいる。直前の7月富山記念は準決勝で敗退。1度も主導権を取れなかった。「警戒されて自分らしいレースができなかった。オールスターはチャレンジャーとして、しっかり自分の持ち味を出し切ります」と前を向いた。G1初勝利、通算100勝のメモリアル勝利を初の大舞台で決める。
Pick Up 6
デビュー22年目、43歳のベテランは補充でのG1出走を2回経験しているが、正選手としては初めてのビッグレース出場になる。今年は差し脚好調。4月の武雄記念では通算4度目のG3優出を果たすなど、追い込みとして着実にランクを上げている。スピードが上がる高速バンクは脚質に合っている。G1クラスでも十分に戦えるはずだ。点数的にいい位置は回れそうにないが、展開不問の決め脚で車券に貢献する。
Pick Up 7
「ようやく自分らしいレースができるようになってきました」と話していて、5月豊橋全プロ記念から復調ムード。7月弥彦記念の予選2と準決勝は打鐘から仕掛けて別線を完封し、続く西武園でも無傷で決勝にコマを進めた。7車立てでも早めの巻き返しが目立っていたので、本来の9車立てになっても思い切って仕掛けられるはず。前回のG1、高松宮記念杯に出られなかった悔しさも、今シリーズにぶつける。
Pick Up 8
今年に入って白星がなかったが、7月弥彦記念は連勝で予選を突破。特に予選2では、厳しい展開から内のコースを踏んで、直線で鋭く突き抜けた。「最近は前の選手から離れたりしてイメージが悪かったけど、踏んだら自転車が進んでくれました」と、状態は上向いている様子。弥彦ほど直線は長くないが、名古屋もクセのないバンクなので追い込み選手にもチャンスは十分あろう。絶好の展開はもちろん、もつれる展開になったとしてもコースを探して直線でシャープに伸びてくる。