• 松戸競輪場8/11〜8/15

後記 GⅠ 松戸 08/11 ガールズケイリンコレクション

高木真が期待に応えてⅤ

高木真備

高木真備

 ファン投票1位の1高木真備が強豪を撃破し、ガールズコレクションを初制覇。ウイニングランでは笑顔で声援に応える。

 ゴール線を1着で駆け抜けると、右手を上げて喜びを爆発させた。ファン投票1位の高木が、期待に応える走りで特別レース初制覇を果たした。
 「今まで一度もガッツポーズをしたことはなかったんですけど、今回は思い切りすることができました。特にコレクションの中でも、オールスターはファンのみなさんに出させてもらえるレースだと思うので、このコレクションを獲れて嬉しいです」
 昨年と同じ舞台。しかし、今年は栄えある1番車での選出に「走りで恩返しをしたい」と決意を胸に大舞台に臨んだ。その強い気持ちが高木に栄光をもたらした。
 「突っ張る気持ちで出ていったのが、2番手に入るのにつながったと思います。2番手に入ってからは落ち着いて運べましたね。後ろから(児玉、梶田が)きたのが見えて、出て行くしかないと。ゴール線までは、いつ後ろから良い勢いでくるかわからなかったので、しっかり踏むことに集中していました」
 今回の賞金で年末のグランプリ出場がほぼ確定。さらなる高みを目指して、進化の歩みは止めない。
 「今まで通り積極的なレースをしつつも、これからはまくりとかも沢山やっていきたい。進化した姿を見てもらいたいですね。これでたぶん年末のグランプリに出場できると思うので。初めてのグランプリになるんですけど、今回の結果を自信にして、また優勝を目指して頑張りたいです」
 児玉は高木をマークする形で2着。打鐘での判断が勝敗をわけた。
 「(赤板の1センターから上昇したが)ジャンが鳴って(3番手に)引いてしまいました。あそこで前に出ていれば。遠慮がちだったし、そこが敗因です」
 2コーナーからまくった梶田は外から迫るも、届かず3着。仕掛け所を誤り悔しさを滲ませた。
 「思った通りの展開にはなったけど、行くのが遅くて失敗してしまいました。33だと(仕掛ける所は)もう少し早くですよね。400だったら届いていたかもしれないけど…」
 逃げた奥井は4着。「毎回、毎回力不足で成長できていない」とがっくり肩を落とした。
 「出切ってからは自分のペースでしたけど、碧衣ちゃんを意識し過ぎてしまいました。33だし、これで負けているので、ただ実力がない。400じゃとても逃げ切れないですね。いつになったら勝てるのでしょうか」

Race Playback

レース経過

誘導員 : 宮倉勇

 石井、高木、梶田、小川、児玉、山原、奥井の隊列。
 赤板を通過して1角で児玉から動き始めるが、その上を奥井が踏み上げて主導権。高木が奥井後位に飛び付いて打鐘。奥井に高木。児玉、石井が続き、梶田が5番手で最終回へ。
 1センターで児玉が外に持ち出すが、2番手の高木が合わせてバックから発進。梶田もまくり上げる。高木がまくりで奥井を捕らえ、付け直した児玉が高木を追う。石井はインを突き、梶田が外から迫るが、高木が後続を振り切り1着。児玉が流れ込み、奥井を寸前で交わした梶田3着。

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