後記 GⅡ 川崎 07/16
川崎の夜を男女108名のスター選手たちが彩った3日間。浅井康の優勝で幕を下ろした第12回大会は「(タイトなスケジュールに)耐え切れなかった…」と話す新田祐が今年初めて決勝進出を逃した。一方、高松宮記念杯で落車の影響が心配された武田豊は本人もファンもホッとするレース内容で132着。平原康と関東Wエースが機能する日は近そうだ。
郡司浩にとっては悔しい地元ビッグとなった。決勝2着だった宮杯の活躍で周囲の期待も大きかったが、「まだまだ。練習をやるのはもちろんだけど、レースを覚えていかないといけない」と2着2回の結果にも課題を残す開催となった。
竹内雄は2月全日本選抜以来となる未勝利でシリーズを終えた。
「ほんと申し訳ない開催でした。最終日しか先行できてないし、ペースで駆けて差されてる。いいときと比べるとほど遠いですね。今は我慢です」
山本伸、鈴木竜はビッグレース初参戦。山本伸は充実しすぎる3日間だった。
「準決勝で落車したけど体は大丈夫。3日間ですごい一杯課題が見つかりました。そこを克服してレベルアップしたい。オールスターでは全部バック取るくらいの気持ちで頑張りたい」
鈴木竜は「力の違いを見せつけられました」と話すが、2日目に1勝、初日は飛びつきも見せるなど持てる全てを出し切った。
年々レベルが上がっているガールズケイリン。実力が拮抗してきて、3日間全てのレースで1着の選手が違った。初日1着スタートも決勝進出を逃した石井寛は「2日目からは残念。でも一杯学べたので。最終日の負けもそうだし、色んなことを吸収できた」とシリーズを振り返った。
中村由もこのまま若手の波に飲み込まれるつもりはない。
「自力選手としっかり対抗できなかった。自分もレベルアップしているけど、まだ足りないなと思います。今回で課題を与えてもらいました。存在感が消えないためにもこれから頑張ります」