後記 GⅢ 松阪 03/25
古性優の二回目となる記念Vで幕を閉じた松阪記念。最終日には109回生による本社杯「ルーキーチャンピオンレース」が行われるなど、開催を通して迫力満点のレースが繰り広げられた。
ウィナーズカップで好走した山田庸だったが、二次予選で敗退。しかし、その後は気持ちを切り替えて3811着。連勝でシリーズを終えた。
「今回は自分のメンタルと脚が、なかなか噛み合わなくて難しかったです。前回(ウィナーズカップ)からケアしてきたつもりだったんですけど、疲れもありました。でも、3日目から徐々に疲れも抜けてきてよくなりましたね。体のケアの大切さを改めて感じるシリーズでした。最終日も、しっかり外を踏んで仕掛けることができたし。次に繋がるレースができたと思います」
佐藤一はタテヨコ俊敏に動いてシリーズ2勝。初日には鈴木庸、3日目は取鳥雄の7番手まくりを、それぞれ中団確保から弾いてまくる軽快な走りを披露した。
「初日、3日目にタテヨコができるところを見せられたのは大きいですね。最終日も、叩き切るのに時間はかかったけど、先行することも見せられて良かったです」
大塚英は、練習方法を見直して1273着とまとめた。
「前回の伊東の前に2回連続で乗り込みをやって、スピード練習で仕上げたら決勝に乗れたので。今回も乗り込みを2回やって仕上げてきました。2日目までは余裕がありましたね。普段はレース間隔が空いているときしか乗り込みはしなかったんですけど。これからは中3日でもやろうかなと思っています」
近藤隆は準決敗退も、最終日には好展開をモノにして9161着。
「ジャン過ぎから前でやり合ってくれたので。うまく脚をタメることができたし、(前団との差が)詰まってからしっかりと仕掛けることができました。静岡から換えたシューズがしっくりきていますね。練習すれば、もっと良くなります。弟子も取ったし、一緒に強くなれるように」