ピックアップ GⅢ 函館 06/02
今年の函館記念はナイターでの開催。好メンバーが顔を揃え、白熱したバトルで函館の夜を盛り上げた。波に乗れていなかった久米康も3度のバックを取るなど、変わらぬスタイルでファンを沸かせた。成績こそ2日目の1勝に終わったが、好感触を得た様子。
「セッティング、シューズを元に戻したら全然良いですね。周回中から楽です。いろいろ換えてみたりしたけど、ハマらなくて。最近はしんどかったけど、これでもう大丈夫。また、競輪が楽しくなってきました」
竹山陵は補充で2日目から参戦。自力、番手と巧みに立ち回って着とまとめた。
「今シリーズはやった方ですね。自転車を前回(宇都宮)から換えました。4月に一度乗って悪くて。でも、宇都宮でもう一度使ったら初日に1着。2日目もモガき合いになったけど、9着じゃないし動きが良かったです。函館に来てからも、いじったら軽くなりました。しばらくは、この自転車を乗ります」
G戦でも好走していた柴崎淳だったが、連戦の疲れで着。直前に控える宮杯までに立て直しを図る。
「今シリーズは見ての通りです。ダービーもそうですけど、そのあとに名古屋で吉田(敏洋)さんの前で走って。普段以上に緊張感がありました。全プロの段階では、やばかったですね。レースが詰まっていたから、疲れが出てきているかな。宮杯には影響しないようにしたい」
山本紳は負け戦ながら2勝をマーク。競走得点も100点オーバーと、着実に力を付けている。
「最終日に、こんなところ(一般戦)を走っていてもしかたがないんですけど。でも、2勝って考えれば、マイナスばかりではないですね。来期は1班を狙えるくらいにならないといけない。タイミングさえ逃さなければ、戦える感じがありますね」