• 函館競輪場開設68周年記念五稜郭杯争奪戦6/2〜6/5

後記 GⅢ 函館 06/02 レインボーカップ A級ファイナル

勝負駆けの日野博がV

日野博幸

日野博幸

 ナイターで行われた函館競輪場開設68周年記念「五稜郭杯争奪戦(G3)」の最終日、6月5日の9レースにおいてレインボーカップA級ファイナルが一発勝負で争われた。レースは3番手からまくった日野博幸が優勝。日野に続いて2着の大竹慎吾、3着の三登誉哲の3選手がS級2班への特別昇級を果たした。
 「3番手は(いい意味で)想定外でした。もうちょっと後ろかと」。日野に転がり込んだ絶好のポジション。冷静に勝利へのプロセスを組み立てた。そして、満を持して2コーナーからまくって勝利。このままでは来期A級だっただけに、勝負駆けの大一番でチャンスをつかみ取った。
 「(橋本が来て)少し焦ったけど、口が空かないように注意してと。小原も掛かっていたし、強かったですね。このすごいメンバーで1着を取れたのは自信になりました。(S級の)権利がない時に(特別昇級を)決められたのは価値があると思う」
 若手台頭が顕著な中四国。後輩の成長を目の当たりにして刺激をもらった。そして、確かな手応えをつかんでS級に舞い戻る。
 「(後輩の成長が)うれしい気持ちもあるけど、(自分がA級を走っていて)もどかしい気持ちもありました。でも、1月から体調が良くなって。練習を思い切りできるようになったし、そこからいいですね。やっぱり練習は裏切らない。前回のS級は良くない時に上がってしまったけど、今回は自信を持っていけます」
 大竹が続いて2着に入る。こちらも勝負駆けに成功し、自身の記録を塗り替える史上最年長での特別昇級を決めた。
 「S級と思って走ると体が硬くなるから、流れで走れたらと思っていました。以前なら(別線に)差されていたと思うけど、いまの状態なら付いていける。自転車も体も、全体的に良くなっていますね」
 三登は8番手から日野ラインを追うように仕掛けて3着。しかし、「(特別昇級が)うれしいとかではなくて、吉永(和生)さんと決めたかった」と、笑顔はない。
 「せめて、ホームで(橋本の)仕掛けに切り替えないと。それか、脚を使っていないし、(日野の)先まくりの上を行くくらいじゃないとダメ」
 橋本は小原を叩けず6着。来期A級からの仕切り直しとなった。
 「ああなってもいいと思っていました。せっかくいいメンバーなので、違う展開を作りたかったです。今回は違うことをしたかった」

Race Playback

レース経過

誘導員 : 中野良

 号砲で日野が勢いよく飛び出し、正攻法に構える。隊列は日野―大竹、三登―吉永、橋本―金成、小原―高橋、久木原の順で周回。 赤板前の4角から上昇した小原は打鐘前に誘導員を交わして先頭に立つ。8番手となった橋本は打鐘の3角から反撃に出るが、これに合わせて日野が最終2角、3番手から鋭くまくって快勝。大竹が2着に流れ込み、後方からまくり上げた三登が3着に入った。

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