ピックアップ GⅢ 防府 03/15
3日制の国際自転車トラック競技支援競輪。ナショナルチームで世界を舞台に活躍してる河端朋は今年初の競輪参戦となった。準決勝、決勝は慣れない番手戦だったが、初日予選は7番手から豪快にまくって完勝。ワールドクラスのスピードを披露した。
「自分自身も日本チーム全体もしっかりレベルアップできていると思います。オリンピックシーズンに入ってのメダルラッシュですからね。練習はボチボチやってきました。(競技用の自転車と)進む感じはやっぱり違う。進んでない感じはありますね。でも、初日は久々に1着が取れてよかったです」
直前のルーキーチャンピオンレースを制した宮本隼は地元記念初出場。連勝で勝ち上がったが、決勝は主導権を取れずに大敗を喫した。
「緊張せずいつもどおり走れたけど、(決勝は)レースに参加できなかった。組み立てが甘いですね。いい経験になったので、次に生かしたいと思います」
小橋秀は初日予選、最終日特選で2勝をマーク。前場所の大宮から2場所で4勝と決め脚が冴え渡っている。
「ここ1カ月くらい練習量が増えて、それで結果が出ている。練習量を増やすと、すぐ成績が上がるタイプなんで。流行りのセッティングをしばらく試してダメだったので、前場所の大宮から元に戻したら、すごい感触がよくなりました。これからも楽しみですね」
併催されたガールズケイリンは佐藤水が堂々の逃げ切り優勝を飾った。これで今年の優勝は5回目。ガールズの賞金ランキングでトップに立った。内村舞の存在感も光っていた。予選2走目は佐藤水、大久保花らを相手に会心の逃げ切りを決めた。
「レベルアップはしていると思います。前回の向日町の予選2走目で逃げて2着に粘れたのがすごい自信になってます。やっぱり行く勇気って大事ですね。今年は元旦から1日も休まずに練習していたんすけど、向日町が終わって中4日のうち2日休みました。それもよかったみたいです」