ピックアップ GⅠ 小倉 11/19
昨年に続き、ナイターの6日制シリーズで開催された小倉競輪祭。今年もグランプリ出場をかけた賞金争いは熾烈を極めた。賞金ランク6位で迎えた郡司浩平は開催4日目の二次予選Bで落車のアクシデント。途中欠場を余儀なくされた。決勝の結果待ちの状況になったが、松浦悠士が優勝したことで、最後の切符を手にした。
浅井康太は9年連続のグランプリ出場へは大会を連覇するしかなかったが、二次予選Bで敗退した。
「最近は勝つレースばかりで脚力作りっていうレースができてなかった。でも(SSから)落ちることで自分にプラスになることもあるんで。SSじゃなくなるので、来年からは落ち着いてレースできると思う。また気合い入れ直そうかな」
直前の四日市記念を制した柴崎淳は勢いそのままに一走目から3連勝。準決勝は展開のアヤで5着に敗れたが、強さは際立っていた。
「今回は脚的には仕上がってた。あとは組み立てですね。あんまり(勝ち方とか)インパクトが強すぎると、(警戒されて)脇本(雄太)みたいになる。そうなったら構えて勝負するしかない。いい勉強になりました。これからも流れが向くようにやっていくしかない。ようやく心技体かみ合ってきて、その状態でレースに出られてる。(タイトルを)狙えるところにはいるので、あとはどうやって勝ち上がっていくか。注目されるなかでいい走りはできたので、また来年作り上げていきたい」
松井宏佑は8月名古屋オールスター以来、3カ月ぶりの実戦で敗者戦とはいえ3連勝。ワールドカップで銅メダルを獲得した実力を証明した。
「(敗者戦を3連勝)これが初日から出せれば良かったけど、前半は体もダメだったので。2日目終わって新山(響平)にセッティングを出してもらった。(久々のレースで)駆け方とかも難しかったけど、だんだん良くなってきたので。最終日も最後まで踏み切れて良かった。決勝に行きたかったけど、それは今度に取っときます」
前半の3日間はガールズグランプリトライアル2019のアメジスト、トパーズが行われた。柳原真緒は10月大宮の落車で右鎖骨を骨折。復帰戦の今大会は決勝進出を逃したが、最終日の敗者戦で逃げ切り勝ちを収めた。
「手術して3日後くらいにはリハビリを始めました。1カ月ちょっと練習して、普通にもがけるようにはなったんですけど、やっぱり練習とレースは違いました。最終日はしっかり力を出し切る走りをしようと思いました。逃げ切れたので、次につながります。まだまだですけど、これからしっかり上げていきたいです」