• 玉野競輪場開設74周年記念瀬戸の王子杯争奪戦3/6〜3/9

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅢ 玉野 03/06

犬伏湧也

犬伏湧也

 中四国地区は決勝に6名が勝ち上がり、層の厚さを感じさせるシリーズになった。地元の先頭を走った取鳥雄吾の気迫溢れる走りと、4月からS班になる犬伏湧也の力と力の激突は迫力があった。その状況を冷静に見定めて優勝した吉田拓矢の勝負強さもさすがの一言。

阿部英斗

阿部英斗

 ルーキーチャンピオンレースは出世頭の森田一郎と阿部英斗のS級2人に、ナショナルチームの中石湊が激突したハイレベルな争い。将来のスター候補生たちは激しいスピードレースで魅了した。

 125回生のルーキーチャンピオンに輝いたのは阿部英斗。22年のジュニア世界選手権のケイリンで銅メダルを獲得するなどエリート街道を歩んできたが、卒業記念レースなどでは同期の頂点に立ったことはなかった。今回の優勝という経験を積んで一気にスターへの階段を駆けあがるだけの才能はもっている選手だ。

 「125期で何も1位を獲れていなかったので、最後のレースで獲れて、S級でも自信になります。(子どもとかの声援があって)本当にうれしい気持ちでいっぱい。昔(子どもの頃)の自分を見ている気がして夢を与えられたかなって。(今後は)こんなレースでは、(番手に)ついてもらえないのでラインで勝てるレースをしていきたい。今年一番の目標はヤンググランプリですけど、8月まで競輪祭(の選考期間)があるし、そこを目指して。(最終的な目標は)デビューした時からの目標である師匠(吉岡稔真)を越えたい」

 4月1日からS級S班の格付けになることが発表された犬伏湧也。「複雑な気持ちはあります」と率直な思いを口にしたが、今シリーズも中四国地区をけん引する競走を披露。「3月は(S班の)準備期間として頑張っていきます」と決意を固めたシリーズになった。

 「(S班になることは)正直、複雑な気持ちはある。でもS班に選んでもらったからには胸を張って競走をできるように。(S班のアドバンテージは)チャンスかなと思いますし、勢いをつけていって、タイトルを目指して頑張りたい。(S班は)内容が大事ですけど、勝たないとダメな立場にもなる。3月は準備期間としたいですね」

窓場千加頼

窓場千加頼

 窓場千加頼は1151着でシリーズ3勝を挙げて、通算300勝の節目勝利を達成した。昨年はオールスターで初のG1決勝を経験、記念初Vも達成して一気にブレイクしたが、今年はタイトル獲得を目指すべくG1に照準を絞っていく中で、調整面などの課題をクリアしていきたい。

 「前回(全日本選抜)は近畿の結束力をアピールできたかなと思います。大阪からも後輩が出てきましたし、中堅どころの僕とか寺崎(浩平)が頑張っていかないといけない時期ですね。ここまではクタクタになるまで練習してきました。(二次予選は逃げ切り。練習で)疲れている中でも振り絞れました。300勝はうれしいですけど、まだまだ通過点なので。神山(雄一郎)さんを目標に頑張りたいですね。次はダービーを目標にして、しっかり練習するだけです」

青野将大

青野将大

 今年は年始から南関勢が記念で大活躍。S班の郡司浩平と深谷知広がそれぞれ2回の優勝で松井宏佑は奈良記念を制している。南関勢は前後を入れ替えての連係などもあり、刺激を高め合っていることが好循環になっている。青野将大もグレード戦線で戦っていけるようにと、パワーアップに余念がない。成績が良くても積極的な仕掛けができていない時は反省の言葉が多い。

 「豊橋(全日本選抜)は補充の一番手でしたし、準備はしていました。だけどいつも通り積極的に走った中で、1回しかバックが取れなかったのは結果としては良くなかった。今回(玉野記念)の4走も内容がイマイチでした。1着も取れているけど、それでは特別クラスでは先行してもダメですから。(二次予選では突っ張る眞杉匠と先行争いになって別線にまくられたが)タイミングをずらしたとかではなく、自分が弱すぎただけ。南関は全体的に盛り上がっているし、気持ちを入れていきたい。南関の先輩の自力の走りがそうですから」

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