小林優香、連覇へ死角なし

小林優香
サマーナイトフェスティバルと同様、ガールズケイリンフェステイバルも3日制となった。予選が2走となり、合計ポイント上位者が決勝に勝ち上がることとなり、実力No1を決めるのにより相応しい舞台が整った。本命はもちろん小林優香だ。8月防府の完全Vで、今年早くも14V目。40戦38勝、2着1回の成績は圧巻。ガールズ特別レースも昨年のこの大会、そしてコレクションを3戦3Vの戦績は文句の付けようがない。先行主体のダイナミックな走りはあまり見られなくなったが、その分、こだわりのスピードに磨きをかけ、さらに安定感を増した。ここも勝てる位置から一気に踏みだし決着を付ける。

梶田舞
相手はまず梶田舞。昨年末のグランプリ女王は今年に入ってさらに充実。41戦で33勝、2着5回の9Vの成績もさることながら、ナショナルチーム入りしてジャパントラックカップでメダルを獲得するなど競技の方でも結果を出している。梶田もまくり主体の走りだが、後続をぶっ千切っての勝利が続くのは頼もしい。
主導権を奪いレースを作っていきそうな加瀬加奈子、奥井迪からも目が離せない。加瀬は相変わらずの鉄人ぶりで、競走、競技、合宿と超多忙な中でも、連を全く外さない走りが続く。奥井の先行一本の走りで今年V12も立派。6月のコレクションでは後続の落車はあったが準V。強烈な踏み直しで、そろそろ大舞台でも押し切りがあって不思議ない。
ガールズケイリン総選挙で初の1位となった石井寛子や、7月松戸から使う新車がバッチリの山原さくらもV候補。石井はダッシュを生かした自分のレースで今年9Vと勝つべきところはしっかり勝っている印象。山原も自信を回復し、ここという所でしっかり仕掛けられている。大舞台に弱い山原をここで返上だ。
荒牧聖未、小林莉子、中村由香里、篠崎新純、長澤彩あたりも決勝に乗ればしっかり爪痕を残そう。