今年は外国勢が決める
今年のワールドステージは豊橋記念最終日11Rに開催される。外国勢からの参
加は昨年の向日町大会と同じパーキンスとボティシャー。ギア規制が かかった
今年は2人とも圧倒的なスピードで昨年以上の成績を残している。パーキンスは
初戦、2戦目と決勝戦で確定板を外しただけで、その後の6戦 は6月宇都宮の
決勝2着を除けば全勝。ボティシャーも今年4戦して2V、3連対率100%は圧
巻だ。昨年は前を回ったボティシャーが内に封じ込ま れ、自力に転じたパーキ
ンスも不発に終わったが、今年こそ自慢のスピードで日本勢を圧倒する。
迎え撃つ日本勢にも中川誠一郎、和田真久留とスピード自慢がそろっている。
2人とも親王牌で落車しており、怪我の状態が気がかりではあるが、外国勢と
互角のダッシュ勝負に持ち込める数少ない日本人選手であることは間違いない。
レース運び単調な外国勢をいかに後方に置いてレースを進めるこ とができるか
が勝負の明暗を分けそうだ。
昨年は稲毛健太が逃げ切って優勝。その再現を狙うのは竹内雄作だ。最近は状
態とレース内容がかみ合うようになり、6月富山で今年初優勝。続く前 橋記念
で連日見せた走りも力強かった。中部スジで山内卓也が竹内をマークする。最近
は勝ち星こそないが、状態は悪くなさそう。4角番手の展開が来 ればきっちり
モノにしたい。
萩原孝之、池田良もキメ脚は健在。萩原には和田、池田には中川と好目標はあ
る。関東一人となった朝倉佳弘がどの位置を選ぶかもレースの流れを大 きく左
右する。