女王小林優が威厳示す
年末のガールズグランプリからメンバーは1人入れ替わっただけ。V争いは再び女王・小林を軸に展開されよう。小林は今年もまだ負けなしと順調そのもの。「去年はオールスターのガルコレが獲れなかったので、今年はすべて勝ちたい」と目標を掲げており、その第一弾でつまずく訳にはいかない。ガールズグランプリは同期の“ライバル”奥井の逃げを3番手確保からのまくりでねじ伏せての勝利だったが、今回も内に詰まって立ち遅れる最悪の展開にでもならない限りスピードの違いで決着を付けられるはずだ。
小林を別格として、他は横一線。全員、近況も良好で、いい状態でここを迎えられそう。一発勝負でのレースの組み立ての上手さを考えれば、石井貴、梶田がややリードか。しかし、一番の見所は、ガールズNo1の先行型の奥井と、108期の超新星・児玉の力比べだ。2月向日町決勝と同様、先行態勢に入る奥井を、児玉が強烈ダッシュで襲えば、レースは一気にヒートアップ。その流れに対応できた選手が勝利に近付くのでは。