熾烈を極める一発勝負
岸和田記念最終日第9レースにおいてレインボーカップ・A級ファイナルが行われる。A級の成績上位者9名による一発勝負で、A級最強を決めるレースだ。なお、3着までに入った選手はS級2班に特別昇級する。
実力的には優劣が付けがたく、誰が優勝してもおかしくない。勝負駆けとなるのは吉本哲郎、佐々木孝司、山本紳貴。あとの6名は来期S級が決定している。
特殊な性格のレースなので、普段のような並びにならない可能性もある。青森勢は日当泰之―佐々木孝司、千葉勢が山本紳貴―近藤保、近畿勢は石塚輪太郎―鷲田佳史、そして中四国勢は組むなら吉本哲郎―戸田洋平―北村信明とみるのが自然だが、コメントには注意したい。
スピード豊かな日当は今年7Vを達成している。佐々木はここ3場所続けて決勝を外したように最近の動きはやや重いが、好目標を得て絶好展開となる可能性十分。チャンスをものにするか。
タテ攻撃の破壊力抜群な山本を重視する手もある。8月前橋は決勝3着でS級特進を逃がしただけに、この一戦にかける思いは人一倍だろう。
自力への戦法転換が奏功した吉本もここでS級カムバックを決めたいところ。ラインの総合力なら一番なのは心強い。