連覇を目指す地元長澤彩
地元の大一番に燃える長澤彩に期待する。1月四日市、2月伊東を連覇した後は優勝できていないが、通常開催の予選は3着が1回ある以外はオール連対と高いレベルで安定している。また、ガールズケイリンフェスティバルの予選1では児玉碧を破るヒットも飛ばしたばかり。奥井迪、佐藤水菜、石井貴子とそろった積極タイプを相手に先行はないだろうが、後方に置かれない組み立てからしっかり仕掛けて、この「アルテミス賞」連覇を果たす。
女王・児玉と並ぶ今年12Vを果たし、賞金ランクも4位と佐藤の進撃が止まらない。デビュー1年とは思えない巧者ぶりで、出切ってしまえば絶妙なペース配分で敵の反撃を封じるし、流れに応じてまくりに回ったりと攻め口も多彩。苦手なダッシュ強烈な同型は不在なここは特別初Vのチャンスだ。
勝負強さなら小林莉子が最右翼。今年V5だが、破った相手は児玉、梅川風をはじめ一線級ばかりだ。前々好位キープからの差し、まくりと勝ちパターンを持っているのは強みだろう。今年8Vと奥井もタフな走りを見せている。同型は手強いが一歩も引かない。