• 平競輪場 第76回日本選手権競輪5/3〜5/8


ガールズケイリンコレクション シリーズ展望

児玉碧衣が本領を発揮!!

児玉碧衣

児玉碧衣

 トライアルを突破してきた7名による頂上決戦。ナショナルチームの選手はいないが、ガールズを代表する好メンバーが集結した。その中でも児玉碧衣の存在感は抜けている。今年に入っても調子の波を感じさせない連勝街道が続く。早めの巻き返しで後続を圧倒するレーススタイルに揺るぎはなく、迷わず自分のタイミングで仕掛けられれば勝てる。3月コレクションは不完全燃焼に終わったので、納得のレースをとモチベーションは高い。自力がある選手ばかりの中でもロングスパートを決めて人気に応える。

 3月のコレクションを制した石井寛子が最も怖い存在だ。昨年はキャリアハイと言ってもいい程の活躍を見せた石井は年が変わっても進化が止まらない。戦績も児玉に優るとも劣らず。こちらもダッシュ力を生かして前々でレースを進めての自在戦と自分の走りを確立している。コレクション連覇へ視界は良好。

 積極的にレースを動かしていくのは尾方真生だろう。優勝が半ば義務だったフレッシュクイーンと違い、挑戦者として思い切りの良い自分らしい競走をしていくだけ。あとはどこまで粘り込めるか。

 グランプリ準Vの小林莉子も勝負強さは特筆もの。切れ味上々で、戦法が被る石井や荒牧聖未より的確な位置取り、俊敏な反応ができれば勝利へ近付く。

 鈴木美教、柳原真緒の機動力も侮れないところ。柳原は繰り上がり出場だが、ビッグレース登場が楽しみな選手にまで成長を遂げた。十八番のまくりは男子選手レベルの破壊力で一発を秘める。

出場予定選手

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