纐纈洸翔の一撃に期待
ルーキーシリーズで優秀な成績を残した選手によって争われるルーキーシリーズプラス。ルーキーシリーズの延長でラインを組まない個の争いとなると展開からして読みにくいが、小西晴己、纐纈洸翔の中部の2人が人気を集めるか。纐纈は言わずと知れた卒記チャンプで、ルーキーシリーズ2戦もともに連勝で勝ち上がってレース巧者ぶりと前評判通りの脚力をアピールした。8月別府が本格デビュー後の初優勝と意外と遅かったものの、甲斐俊を怒涛のまくりで飲み込んだその決勝の上がりタイムは10秒8。このスピードを見せ付けられては本命に推すしかない。6月大宮でのルーキーシリーズで優勝した小西は器用さがあり、地元四日市での本格デビュー戦も危なげなく3連勝。ただ、その後は欠場していて評価が難しい。
在所3位で、ルーキーシリーズ、チャレンジと順当に実力発揮中の真鍋智寛を上位と評価する手も。本格デビューするや8連勝して特班に王手を懸けた。高校、大学の競技でも実績を残したエリートはダッシュ、トップスピードの高さが売り。勝負所を逃がさず一気にスパートできれば勝てる。
治田知也も真鍋と同様に本格デビューから2場所連続で完全優勝した。特班を懸けた場所で落車したが、続く場所も完全優勝している。ゴールデンキャップの逸材で、展開への対応能力は高いので個の戦いなら台頭十分。
五十嵐綾、加藤将武、梅崎隆介もここまで順調で、何ら見劣りしない。五十嵐は先行主体の積極的な攻めに好感が持てⅤ歴もある。在所11位だった加藤は連続優勝がありレースが見えている感じ。オールドルーキー梅崎のまくりも破壊力十分で一発の魅力を秘める。