検車場レポート
宿口 陽一 埼玉 91期 |
今シリーズが2度目のG2挑戦となった宿口陽一が最終日にビッグ初勝利を挙げた。
後ろ攻めとなった宿口は早めにレースを動かしたが、坂本貴史が斬った上を高橋和也が叩く流れとなり、結果的に打鐘で8番手に置かれる展開に。それでも鐘過ぎに中井太祐が6番手の位置から巻き返して高橋と主導権争いに。冷静に中団の位置まで追い上げた宿口が最終1センターからまくってそのままG線へ一番乗りを決めた。
「昨日と同じミスをして結局8番手になってしまったけど中井君が仕掛けてくれたので。巧く反応できましたね。めっちゃ嬉しいですよ。ゴールして半周くらいはずっとニヤついていました(笑)」
宿口を追走した河村雅章を張った東口が2着に入線もその表情は暗い。
「もう少し車が伸びてくれればいいんですけどね。今シリーズは可もなく不可もなくって感じでイマイチでした。初日は前がダメだったあとのリカバリーができなかったし、3日目も対応できなかった。その辺がまだまだでした」
河村は外に浮きそうになりながらも3着を確保。
「もったいないですね。外に差し込みながら回りたかったけど遅れてしまって。スライドする感じで(東口に)来られたので対応できなかった」