検車場レポート
内藤 宣彦 秋田 67期 |
先に切った池田勇人を、新山響平が打鐘で押さえて先行策。そのまま軽快なペースで駆けていく。番手の内藤宣彦は巻き返してきた川口聖二をけん制すると、直線で抜け出した。
「川口君が止まっていたから、無駄に動かないで。あえて、そのまま邪魔になるように置いていこうと。いなくなったら、別線がズドンってきてしまいますからね。新山が良い感じで駆けていたけど、思いのほかタレてきてしまって。直線は岡部だと思って空けたら、4番(大塚玲)でした。見えていなかったです」
鈴木裕が後方から仕掛けるも、車は伸びずに不発。すると、鈴木マークの大塚玲はインから中団に追い上げる。さらに、2センターからも内のコースを踏んで2着に食い込んだ。
「(2センターで)池田(良)をどかそうと思ったけど、(池田が)踏んでくれて。内が空けと思っていたら、空いてくれましたね。でも、新山に当たられてしまって突き抜けられなかったです。(2着に入れたのは)気合いだけですよ。GIで初めて連に絡んだけど、1着じゃないので。すごく嬉しいってわけではない」