検車場レポート
峰重 祐之介 岡山 100期 |
赤板からスパートした伊藤稔真が2コーナーで出切ると、ペース駆けに持ち込む。打鐘後に渡辺航平が落車するアクシデントもあり、5番手以降は車間が空いた。前受けの田中孝彦は、後方へ置かれてまくりが届かない。逃げ粘る伊藤を、中近勢の後ろから峰重祐之介が鋭く捕えて久しぶりに1着をゲット。
「伊藤君は頼もしいですね。やはり、強い自力型のラインですね(笑)。『ここっ』ってタイミングで仕掛けてくれる。今日は風が強くて、周回中から僕だけでなく、他の人もあおられている感じだった。4月四日市以来の1着なので嬉しいです」
伊藤稔真は鋭い出脚で別線の反撃を許さずにレースを支配した。
「前2走はこの結果だけど、初日のレース内容はベストだと思っているし、2日目は参考外でしょう。今日は須藤(直道)さんが切り替えるかなどを気にして、前と車間が空き過ぎるなど細かいミスはあったけど、しっかりと主導権を取れたので。もっと練習して強くなって、浅井(康太)さんの前で走りたいし、ワッキー(脇本雄太)のように強くなりたい」
と22歳の若人は大きな希望を抱いている。