検車場レポート
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金子 貴志 愛知 75期 |
赤板で長島大介と小埜正義が中団取りのためのアクションを起こす。前受けの坂本健太郎が車を下げると、長島は小埜を突っ張り切ると、2コーナーから仕掛けていた竹内雄作は打鐘過ぎに先頭へ。中団を長島が確保して、小埜は6番手、坂本は8番手となり最終ホームへ。バックから小埜、坂本はまくりを放つが車の伸びはイマイチで、4コーナーを絶好の番手回りで迎えた金子貴志がホームバンクで嬉しい1勝を飾った。
「風がキツくて余裕がなかった。最後は後ろから詰め寄られて、3着まで落ちた可能性もあると思ったから。車間も切りにくいコンディションですよ。初日で負けてしまったけど、敢闘宣言でも言った通り『最後まで全力で戦う』と決めていたから、気持ちが切れることはなかった。いつもの豊橋では考えられないファンが来てくれているし、ユーチューブを見てくれる人がたくさん声もかけてくれる。そこから競輪の裾野がを広げたいから、これをやって成績が落ちたと言われるのが一番イヤなので、結果もしっかり出したい」
金子貴志マークの北野武史が2着。44歳の金子を上回る47歳で、年長者二人の中部ワンツーとなった。
「最善のことはできたでしょう。金子が少し早めに踏んでくれたので、助かりましたね。あまり待たれると(3番手は)詰まってしまうので。2着は3日目の特選に上げる人と上がれない人がいるので、後は結果待ち。幸運がくるといいけど(笑)」