手探りのなかで、不安と期待が…

　「TIPSTAR DOME CHIBA（ティップスタードームチバ）」でジャパンヒーローズのラウンド6が、12月11、12日の2日間開催で行われる。11月28日のラウンド4では圧巻の4連勝で完全Vを遂げた志田龍星（岐阜・119期・A2）が、PIST6に2度目の登場。日本競輪選手養成所ではゴールデンキャップを獲得した在所2位のルーキーがどこまで連勝を伸ばすかも興味深いが、やはり地元の岩本俊介（千葉・94期・S1）に熱い視線が注がれる。
　今シリーズが初のPIST6になる岩本だが、トレーニングを同ドームで行っていることもあり、大きな期待がかかる。しかしながら、その期待とは裏腹に終始、控えめに岩本が言葉を選ぶ。
　「もちろん最初に比べたらっていうのはあるけど、まだビビりながら走っている。自分が違うんで、競技の人はすごいなって思います。練習に入っているバンクなんで、ド素人なりに慣れてきたかなっていうのもある。あとはやってみないことにはわからない」
　直近の競走得点は110点超、現行の競輪の機動力では、今シリーズのメンバーで頭一つ抜けた存在だ。それだけに地元での自身の“立ち位置”はわかっている。
　「今回は勢いで、それだけです（笑）。いつもネガティブに入るんで、そこからいい方向にもっていけるように」
　まずは10日、これから行われるタイムトライアルで納得のタイムを叩き出して、弱気のベクトルを変えていきたい。

• 選手詳細データ

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  岩本俊介 選手千葉・94期