松戸バンクで躍動する岩本俊介 ~松戸競輪場~

photo-69406
岩本俊介
昨年覇者が2予では負けられない
二次予選は青野将大を目標に得た

 8月26日松戸競輪開設73周年記念「燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯」の初日が行われた。一次予選の10レースには昨年記念の覇者・岩本俊介が登場。2周前からの巻き返しで打鐘前に先頭へ立つと、そのまま力強く押し切り支部長の中村浩士とワンツーを決めた。

 「思った通りのペースでしっかり回せた。(前回のオールスターが)長い戦いで体力が落ちていた。練習で戻してギリギリの戦いです」と前回GⅠの激闘直後にも関わらず、長い距離を踏んで戦える手応えを得た。

 「(オールスター後は)バンクに1回入りました。なんとなくいつもと同じような感じでしたけど、やっぱり重いんですよ。33バンクの中では重い方。重い分、(練習で)強くなれる。このバンクで強くなれた」と過去に4度のGⅢ制覇もある松戸バンクで相性がいいのは、ホームアドバンテージであり練習の賜物だ。

 「一次予選で(体が)硬くなるところを決められたし精神的にうまくもっていけた」と気持ちにも余裕が出てきた。明日の二次予選は青野将大を目標に得た。「自力と番手はジョブがまったく違う。付いてはいけるけど、中に入ったりはできないし、先輩のアドバイスを聞いたり、経験を積んで克服していかないと」と語っており、岩本の番手戦に注目したい。

小山裕哉記者

2023年8月26日 21時59分

開催情報

ページトップへ