7月19日に玉野競輪場で行われた第21回サマーナイトフェスティバルのシリーズ2日目の最終12レースで『アルタイル賞』が行われた。準決勝へフリー切符の優秀戦を制したのは岩本俊介（千葉・94期）。人気を背負った近畿勢がレースを支配していたが、後方からまくり上げていった松井宏佑の仕掛けに乗って直線で鮮やかに突き抜けた。

　「（自分が注意していたのは）とにかく（松井）宏佑の踏み出しが強烈なんで、離れないことですね。前は離れちゃったけど、その時に比べれば練習を積んで集中してできた。そこから抜け出せたのは大きい。外なんでよく伸びました。脚の感触は（練習を）やった分だけ出ている。（やるべきことは）練習ですべてやってきたんで、あとはレースで気をつけるところを気をつけてと思っています」

　今年からS班の仲間入りを果たした岩本はまだまだ自力で戦いつつも、番手回りや３番手回りのレースが増えてきた。そのなかで追走技術を高め、自力選手の踏み込む間合いに合わせられるようになって成績は格段に安定してきている。準決勝は高松の宮記念杯でも2度連係している深谷知広の番手回り。しっかりと呼吸を合わせて強敵撃破に挑む。

• 選手詳細データ

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  岩本俊介 選手千葉・94期