競技で培った安定感のある立ち回り

　「TIPSTAR DOME CHIBA（ティップスタードームチバ）」で12月11日に始まったジャパンヒーローズのラウンド6は、1日目のデイで一次予選の6個レースが行われた。前日のタイムトライアル上位3選手、志田龍星、藤井昭吾、佐々木豪は1着で順当に人気に応えた。タイムトライアルでは7位だった青野将大（神奈川・117期・S2）も、2番手からのまくりで逃げた武田亮をとらえてオープニングを制した。
　「武田君が前にいて、後ろから久保（光司）君も仕掛けてくると思った。2人の動きを冷静に見極めて対応をできればと。あそこ（2番手）で行けないと恥ずかしいくらいの絶好の展開だった」
　スタート位置からの2番手をキープ。絶好の展開をモノにした。PIST6に参戦の青野だが、昨日から伊豆ベロドロームで始まった全日本自転車競技大会（トラック）に思いを巡らせる。
　「全日本トラックは出たかったですね。橋本英也さんとか小林泰正とも（競技大会で）やってたし、インターハイとか獲ってるんですけど、全日本トラックは…。でも、自分がやってたころのレベルと違いますからね、その分こっちで稼ぎます」
　高校、大学時代はトラック中長距離種目で十分な実績をあげている青野だけに、競技に対しても熱いものがまだ残っている。その分も。まずはナイトの二次予選7レースで連勝といきたいところだろう。

• 選手詳細データ

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  青野将大 選手神奈川・117期