2度目の優勝を果たす

　12月4日（日）にTIPSTAR DOME CHIBAで「PIST6 Championship 2022-23」フォースクォーター ラウンド2の決勝戦が行われた。今シリーズは優出経験のある選手が順当に勝ちが上がり、決勝戦は好メンバーが顔を揃えた。そんな中、見事優勝を果たしたのは青野将大（神奈川・117期）だった。

　レースは残り3周半で山田義彦が進出を開始し、ペーサーが退避するとインを切って先頭に躍り出た。その動きを追走して一旦は外に浮いた朝倉智仁が3番手に収まり隊列は一本棒になった。青野は残り1周半で4番手からスパートを開始した太田龍希の仕掛けに乗って残り半周で車を外に持ち出すと、ゴール寸前で捕らえて差し切りを決めた。
　
　前検日には「川崎が使えないので、平塚まで練習しに行っている、そのせいかいつもより疲れが残っている」と不安点を語っていたが、初日は先行して連勝を飾り徐々に調子も上向いていったようだ。

　決勝戦は見事な立ち回りでしっかりとチャンスをモノにして完全Vを決めた。

　「この強いメンバー相手に勝てるとは思わなかった。前々に攻めるつもりだったけど、包まれてうまくいかなかった。（多彩な戦法で優勝を決めて）ピスト６はライン戦じゃないし勝てる走りを心掛けている。先行する時でもしっかり他の選手の特徴を把握して走っている。師匠（小原太樹）の活躍が刺激になっているし、これからも競輪とピスト６の両方で頑張っていきたい」

　近況は競輪でも成績が上向いており、上り調子の青野。この優勝をきっかけにしてさらなる弾みをつける。

• 選手詳細データ

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  青野将大 選手神奈川・117期